グループ展『ANONYMAT vol.4:under/over MASK』
アサキチ/岩渕 毅弘/栗棟 美里/佐竹 龍蔵/城 愛音
2023.2.17 (金) - 2023.3.26 (日)
オープン|木 - 日 12:00 - 19:00
クローズ|月・火・水休廊
尚 3.6 (月) - 15 (水) は アートフェア東京に出展のため休廊します。
アーティストトーク+レセプションパーティ|2.18 (土) 18:00 - 20:30
作家全員が在廊しトークに参加します。ぜひご来場ください。
入場|無料
会場| Gallery OUT of PLACE
.
一体「顔」はその人の何を表しているのだろう?
パンデミックが落ち着きを取り戻す中、それでも顔をマスクで覆い続ける日本人を見て、ふとそんな疑問にかられた。
目以外の顔の大部分をマスクで覆ったままで、この3年私たちはそれなりに他人とコミュニケーションをとることに慣れてしまった。
今や不便や不快さはさほど感じない。とは言え、マスクで顔が覆われたままの生活は、何か大事なことを置き去りにしているように私には思えて仕方がない。
貴方は隣人がどんな顔かを覚えているだろうか?
そもそもマスクって何?
マスクは隠すという意味だし、顔そのものを「甘いマスク」などと呼ぶことだってある。必ずしも表情はその人の本音や喜怒哀楽を表わすとは限らない。
以前からそれは知っていたつもりだ。だからこんなご時世、相手の顔を逐一確かめなくったって済むし、さほど重要なことではないのかもしれない。
しかし同時に私たちは、自分の顔、人の顔が気になって仕方がない。それも事実だ。
私たちは顔から何を読み取ろうとし、顔にどんな役割を持たせているんだろう?
そんな疑問への答えを探る気持ちで、Gallery OUT of PLACE は2-3 月期の展覧会として「under / over MASK」というタイトルのグループ展を企画した。
「顔」を主題に制作する5人の作家(画家、写真作家、映像・音楽家)を集めて、一堂に「顔」についての新作を紹介したい。
それぞれの「顔」を描く動機や方法論は5人5様それぞれ異なっているが、
皆「顔」を個人的な感情(感傷や憧れ、愛)の対象として描こうとしているのではなさそうだ。じゃ、一体何を…
ぜひこの機にご高覧下さい。
text by 野村ヨシノリ 2022 年 12 月
.
Gallery OUT of PLACE が主催する「ANONYMAT」は、作家名よりも作家性(作風、制作地、テーマ)を重視した地域連動セッション展です。
2021 年秋から始まり、不定期に開催。今回が4回目となります。
anonymat は無名を意味するフランス語で、その文字列を逆から読むと〈民の名〉となります。
.
新作 Images/Portrait #17 他 を出品致します。
お近くへお越しの際はご高覧いただけますと幸いです。
Komentarze